GenerateDSYMFile の警告について

最近,アプリの iOS9 上での動作検証のために,Xcode7 beta5 を使用している.
そこで,出力された以下の警告について少し調べてみました.

warning: Could not resolve external type ………

上記の警告を回避するには,以下の設定で開発時にはとりあえず,抑止することができるようです.

Xcodeの "Build Settings"→"Build Options"→"Debug Information Format" の項目を
"DWARF with dSYM file" から "DWARF" に設定する.

dSYM を作成しないのだから,出力はされないのでしょう.

ですが,dSYM bundle は本番リリース後のクラッシュ解析には必要です.
開発時には利用することがないので,ビルドの “Debug Information Format” を “DWARF with dSYM File” から “DWARF” に変更すると,ビルド時間が短縮できる.といった紹介がネット上では良くされているようです.

ちなみに DWARF とは、広く使われているデバッグ用データフォーマットの規格です.
参考: DWARF

.dSYMファイルとは?

.dSYMファイルは,デバックシンボル群を保存するファイルで,このファイルがあればアドレスしか書かれていない.crash ファイルからシンボルを確認することができます.

ビルド時に生成されるものなので,.crashのログが出力されたバイナリと同じビルドで生成された.dSYMファイルでなければ解析できないため,注意が必要.
以下のリンクには丁寧な説明があります.

参考: [iOS] アプリのクラッシュログを解析する方法

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