MT-09(2016) アシスト&スリッパー(A&S)クラッチにした件

以前より大変興味があったカスタムを行ったのでメモしておきます.

ヤマハのHPには,アシスト&スリッパー(A&S)クラッチについて以下の説明があります.

クラッチレバーの操作荷重を軽減するとともに、バックトルクによる車体挙動への影響を抑止。
市街地などでの軽快な走りに貢献する。

私の MT−09 には現行のモデルで採用されている A&S クラッチではなく,従来のクラッチが採用されていました.
従来のクラッチであっても,クラッチ本来の性能には何ら問題は無いのですが,クラッチを完全に切るには少々重いということ.積極的に2速を使用するにはシフトダウンで2速に入れた際のバックトルクを制御するのが少々面倒という点が気になっていました.

クラッチの重さの件ですが,前愛車が XJR1300 ということもあり,走行中のシフト操作に関しては(シフトアップなどはチョんと操作するだけなので)2本指で全く気にならなかったのですが,赤信号の停止などではやはり4本指でクラッチを切っていました.
従来のクラッチは2本指で操作するには,少々重いので4本指の方が半クラ操作がしやすかったと言うことです.

A&S クラッチは完全にクラッチを切る場合も2本指で楽々行うことができます
従来のクラッチから A&S クラッチに切り替えた直後には,あまりの軽さで扱いに戸惑うほどでした.
私の場合,指にかかる重さでクラッチの状態を判断するクセがあるようで,どうしても A&S クラッチを切りすぎてしまうようでした.素早く半クラ状態にするには少々慣れが必要でした.

バックトルクの軽減についてですが,ユーザレビューである程度以上の速度域において効果を実感できるとの意見も散見されますが,私の場合,低速時であっても,2速へシフトダウン時にバックトルクの軽減が感じられました.

スポーツ走行において,近年の高性能マシンの操作については,コーナの立ち上がりにエンジンの低回転域を用い,いつもより1速高いギアでスロットルをワイドオープンすることでトラクションを感じる走りを紹介されていたりしますが,MT-09では3速よりも2速を試したい局面もあるなーと考えていたので,次回のスポーツ走行が楽しみです.

価格については,YSP杉並南さんで @4万弱でした.
このような作業についてはノウハウと実績データがないとなかなか請け負ってくれるショップがないのが実情だと思います.私の場合も諸々の理由により,YSP杉並南さんにお願いしたのですが,気持ちよく対応して頂き,大変助かりました.
その際,場合によってはクラッチの調整が必要となるとの説明を受けましたが,私の車両の場合は特に調整も必要なく部品交換が行えたとのことでした.
作業の様子を見学できたり,信用できるショップさんであると思います. 作業時間は,約2H程でした.

では!